はじめましての方も、お久しぶりの方も、こんにちは!
4年生のベシャメルソースです。
2月も中旬にさしかかり、わたしの鯱生活も残り1ヶ月弱となってしまいました。
この4年間、名古屋学生チーム『鯱』で多くのことを学びました。きっとこのチームに入っていなくても別の形で学んだことはあったと思います。
でも、わたしはここに入ってよかったって思える理由があります。それを、「鯱が教えてくれたこと」というテーマのもと、お話しできればと思います。
鯱が教えてくれたことは大きく2つあります。
1つ目は、“作品”です。
ここ数年の鯱は、代表の想いや生き様を作品にしています。
これまでの人との繋がりが今の自分をつくること。
結果ではなく過程での努力が大切であること。
ひとりでは成し得ないことも仲間がいるから達成できること。
過去の自分を肯定するのは今の自分であり、今を懸命にいきることが、これまでとこれからの自分に繋がるということ。
これは人生にとって大切なことであり、鯱に入る前の自分も理解していたことではありますが、この4年間で改めて実感できたことです。
他のチームさんがどのように作品づくりを行なっているかわかりませんが、鯱は“想い”を優先しており、それがわたしが鯱を好きな理由だと思っています。
わたしはまだ鯱を客観的に見たことが(ほぼ)ありません。
(ほぼ)と書いたのは、わたしが初めて鯱を見たのは、高校3年生の3月で、鯱に入るきっかけにもなった2016年どまつりの動画です。
そのときは鯱というチームも、いざ、勝負という作品も、どまつりも知らなかった三重県民ですが、動画や新歓で演舞を見たことが今まで唯一客観的に鯱を見た時間だと思います。
スタッフをする上で、作品やチーム、練習での客観視を大切にしてきましたが、やっぱり情もありますし、本当の意味で客観的に見れていたのかと言われると、そうとは言い切れないのが正直なところです。
だからこそ、卒業して、これからの鯱の作品を客観的に、ひとりのファンとして見れることが卒鯱でのいちばんのたのしみです。
後輩たちが、あの頃の自分たちのように、もがき苦しみながらも、カタチにすることを諦めない、そんな作品を見たいと思っています。
もう1つは、“鯱というチーム”です。
鯱は所謂インカレサークルで、どこかの大学の部活・サークルではありません。学生チームでありながらも、どこか社会人チームの要素を持つチームです。
だからこそ、鯱を守っていくのは鯱っこであるという気持ちがより一層強いと感じています。
もちろん、他のチームさんの先輩方やどまつりの方にたくさん助言をいただいてきましたし、曲も作曲家さんの力をお借りしています。
しかし、最後は鯱っこの判断です。
学生のみのチームで学校に所属しておらず、縛られることなく自由だからこそ、すべてゼロからつくっていく。
そこもまた鯱の魅力の一つであると感じています。
自分たちで守っていきたい、守らなければいけない。そんな想いが自分たちを強くさせてくれたと思います。
チームを守るための判断、それに伴う責任はこのチームが教えてくれました。
最後に、
わたしは鯱に関わってくださったたくさんの方に感謝をしています。感謝いう2文字でまとめてしまうのももどかしい気持ちではありますが、先ほども書いたように客観視を大切にしているものの、やはり判断を間違えることも多くありました。
厳しい意見を言ってくださった方、そのことによって気付かせていただいたことはたくさんあります。
鯱を待っているよ、テレどまでも鯱は鯱らしさを発揮してたね、と言ってくださった方。
新しいカタチでお祭りを感じさせてくださる方。
瑞浪にたまたま足を運び、たまたま見た鯱を好きになってくださって、どまつりを見にきてくださった方。
いつも応援してくださっていて、札幌まで鯱が踊る姿を見に来て下さった方。
どんな状況下でも鯱を1番に応援してくださって、演舞ができないとき一緒に苦しんで、披露できたときに一緒に喜んでくれて、たくさん褒めてくださったOB、OGのみなさん。
鯱を守るのは鯱っこではあるけれど、そこにはたくさんの方の支えがあってのことだと、この4年間で学びました。
最後の学生生活をここで過ごせてよかったと感じています。
少々長くなってしまいましたが、これもこの1年お話しできていない方が多いからだと思います。
いつか、これまでのようにどまつりのステージで後輩や踊り子のみなさんの姿が見れる日がくれば、どまつりに会いに行きます!!
それまで努力と我慢をしつつ、たくさんのチームの方々が守るべきモノを守り、カタチにしていくことをたのしみにしています。
最後まで読んでいただきありがとうございました^^
ベシャメルソース