外着

 

外着は「金鯱の下で賑わう尾張の人びと」をモチーフにしました。

緑は安心感や平和をもたらす色で、当時の尾張の街の人びとを表現しました。また、腰布の部分に鱗紋や名古屋城に使われている雲柄や家紋を取り入れることで名古屋城が当時の人びとの生活に溶け込んでいたことを表しています。

勢いのある金色の鯱文字は金鯱の偉大さを象徴しています。鯱文字を背中に入れることで金鯱を誇りに思う気持ちを表現しました。

 

中着

 

中着では、衣装全体で空襲により人や街が燃える様子を表現しました。

空襲の雰囲気を最大限表すため、赤は単色ではなくグラデーションを取り入れています。

肩のラインは煙を表しており、手を広げると舞台全体に空襲の世界観が広がります。

また帯には金模様の柄を使用することで、心の拠り所である金鯱を思い出し、前向きに進んでいくという意味を込めました。

ここでは衣装で空襲を表現することで、苦しい状況の中でも前を向き力強く踊る鯱っ子の姿を伝えています。

替え後・はちまき

 

27代目のテーマである「笑顔」を象徴した衣装です。

前面の黄色やオレンジは鯱っ子が伝える笑顔を意味しています。後面の水色はこれから踏み出していく未来を意味しています。

後ろの銀色の光はハチマキと同じワンポイントにすることで統一感を出しました。前後での色の違いを綺麗に見せられるよう形はスカートのような形になっています。

 

はちまきは唯一最初から最後まで見えるので光(=笑顔)を絶やさず26代目が輝けるようにという思いを込めました!

真ん中の三角には△は男性▽は女性を表す意味があることから金鯱のオスメスをなぞらえ、名古屋城ので天守閣を表しました。

 

また、はちまきのたれる部分には名古屋城の土台となる石垣をイメージしたステンドグラス調になっています。

特殊

 

特殊は空襲のシーンで登場します。

柄はあまりないシンプルな衣装ですが、中着とは全く違う、光沢のある銀色の生地を使用することで目立たせています。

特殊パートは、空襲の中に現れる見えない恐怖のようなものを表しており、帯にはフェイクレザーを使うなど軽い印象にならないように作りました!

歌い手・MC

 

歌い手・MCの衣装は名古屋城が建った時代を意識しつつ、現代に合った柄、色、本人たちにどれだけ似合うかということを意識して作りました。

 

また、踊り子の衣装とは違い衣装班が3着手作りしました。他にも髪飾りやコサージュ一つ一つにもこだわり手作りしました!