オープニング襖
オープニングで出てくる襖は、前襖と後襖の二段構成になっています!
前襖は、オープニングの力強さ・重さを表す為に、モノトーンで水墨画のように名古屋城を描きました。
また、勢いを表すために名古屋城の周りにはしぶきを飛ばしました。
モノトーンの中に赤の家紋を入れることで、若者たちのあふれる情熱を表現しました。
またこの幕には隠れ金鯱がいます。ぜひ探してみてください!
後ろ幕には、実寸大で作った金鯱と、城を囲うお堀の川とその周りに咲く桜が描かれています。
金鯱は本物のように、鱗や顔などのパーツごとに一枚一枚を手縫いで縫い合わせて作りました!
古くから名古屋の人びとの誇りであり、心の拠り所であった金鯱。
そんな金鯱と掲げられた当初の古き良き名古屋を表現しています!
金鯱大旗
大旗に入っている和柄の青海波には、
未来永劫へと続く幸せへの願いという意味があります。
この大旗では青海波を金鯱の鱗と見立て、空から尾張の地と人々を力強くそして優雅に見渡す様子を表現しています!
纏
金鯱が掲げられたことによってより賑やかになった名古屋の街のお祭りを、提灯の纏いを使って表現しています。
激しく振ることで活気あふれる様子や溢れる人々のパワーを表現しています
空襲幕
幕は空襲により真っ赤に染まった名古屋の街を、大旗は激しく燃え盛る炎を表しています。
また、炎の赤色とともに黒色も使うことで、空襲による人々の絶望感を表しています。
鯱幕
空襲の悲劇を経験し、ありふれた日常の幸せ、笑顔の大切さに気づいた人々は、復興に向けて動くことを決意をします。
そんな決意のシーンを、日の出に例えて表現しています!
どんなに暗くてもあけない夜はない。
さあ、新しい時代の幕開けだ!
ラスト段幕
ラストでは、金鯱の輝きを取り戻すために動き出した若者たちの溢れるパワーと希望に満ち溢れた様子を表しています!
幕は黄色とオレンジをメインに使い、中心から放たれている光は、人々や名古屋の街が希望の光に照らされている様子を表現しています!
そして両サイドにある金の大旗は雄雌二体の金鯱を、リボンは明るい未来にかかる虹を表現しています!
中旗は、未来へと一歩を踏み出した踊り子やお客さんを応援する応援団をイメージしました。ピンク、オレンジ、赤を使い、熱いパワーで後ろからエールを送ります!
そしてラスト終盤から出てくるピンクの幕はキラキラと輝く素材を使っており、輝く鯱っ子の笑顔を表現しています!
この先にはきっと光り輝く眩しい未来が待っている。笑顔で今一歩を踏み出そう!そんなメッセージを表現しました!
私達が見てくださる皆さんの光となり、明日の活力に、一歩踏み出す人が笑顔になってほしい。この演舞を通してそんな思いが届いていたら幸いです!
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