情景①どんどこ・金鯱「金鯱を掲げる」
16世紀、名古屋城天守閣に金鯱を掲げた。
高いところから尾張を見守る金鯱は尾張の威厳である。
人びとは輝く象徴となることを期待した。
この金鯱の城で、尾張を賑やかにしたい!という人びとの期待感や高まる気持ち、うずうずした状況を表現しています。
情景②名古屋囃子・お祭り「日常」
街の輝きは金鯱の輝きと同等だ。日本の代表としても選ばれるようになった金鯱によって街が発展し、笑顔が溢れた。金鯱は尾張の誇りとなった。
街では商売や祭りが行われ活気づいていく。
そして、金鯱の輝きは街に馴染み、人びとに定着していった。
情景③ 予兆
祭りや商売が行われ、日々笑顔ある街にも戦争の影が…
空襲が起き始め、名古屋の空にも敵機が飛ぶようになる。
戦争が本格的に始まるだろう。
しかし、私たちには金鯱がある。きっと街も私たちのことも守ってくれるはずだ。
何も心配することはない。
情景④ 空襲
しかし、ついに名古屋の街にも空襲が来た。焼夷弾が町に落ちる。
真っ黒な空に赤い炎。
街は戦火に包まれた。
人びとはここで初めて空襲の恐ろしさを知る。
街や人が燃えていく様子を見て、絶望した。
私たちの名古屋城が、金鯱が燃えて灰となった。
情景⑤ 回想
空襲によって絶望し不安や悲しみの中で人びとは、かつての金鯱の輝きを思い出す。
金鯱があったことで名古屋の人びとは輝き、笑顔で溢れていた。
名古屋のシンボルである金鯱を取り戻したいと願う。
そして、あの頃の笑顔も取り戻したいと人びとへ強く願った。
情景⑥ 鯱紡げ
金鯱をもう一度名古屋城の天守閣に掲げると決意し、動き出す。
街の人びとは、名古屋のシンボルである金鯱の輝きと街の輝きを取り戻したいと思う。
情景⑦ 未来へ突き進む
金鯱を再び名古屋城の天守閣に掲げるために動き出す。
私たちの心の拠り所であり、笑顔の原点であった金鯱。
再び金鯱を掲げることで、街に笑顔と活気を取り戻したい。
街の人びとに希望の光が照らされることを願う。
笑顔溢れる明るい未来、さらに輝かしい未来に向かて、今踏み出そう!
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