鯱紡げ

26代目名古屋学生チーム『鯱』は「鯱紡げ」という合唱パートを新たに作りました。

 

「紡ぐ」とは本来、「繊維によりをかけて糸を作る」という意味ですが、そこから転じて現代では、「言葉を紡ぐ」「歴史を紡ぐ」「未来を紡ぐ」のような比喩表現で多く用いられる言葉です。

この紡ぐという言葉とチーム名である名古屋学生チーム『鯱』を掛け合わせた『鯱紡ぐ』という言葉を考えました。

 

この言葉には、これまで先輩方が繋げてきてくださった名古屋学生チーム『鯱』を繋いでいきたい、そしてこれから先も繋いでいってほしいという願いや思いを込めています。

名古屋学生チーム『鯱」というチームがあるのは、今も、過去も、そしてきっと未来も同じであると思います。

様々な学校に通っている学生が名古屋学生チーム『鯱』で出会い、仲間へと変わっていく、そして一人ひとりの豊かな個性が互いに影響し合い、チーム全体を前へと進める力になったことで思いが紡がれ、そして今の鯱へと繋がっています。

そして、紡がれてきた思いを今しっかりと受け継ぎ、これから先も進化し続ける名古屋学生チーム『鯱』を紡いでほしいという思いを表現しています。

また、「紡ぐ」という言葉には他にも「言葉や目に見えない貴重な何かをつなげて、一つにまとめる」という意味があります。鯱っ子一人ひとりの心は、目に見えない何かで繋がっていて、それがただ繋がるだけでなく、いつどんな時であってもひとつになっているという思いも、この「鯱紡ぐ」という言葉に込めました。