「踏み出す今 光あれ!」

作品名の「光」は笑顔や、金鯱の輝きを表しています。

 

26代目の作品をご覧いただいた方、そして作品を届ける私たち自身の明日の活力になってほしい。一歩踏み出す人が笑顔になってほしい。その笑顔はきっと未来を明るくし、周りまでも笑顔にするだろうという想いを込めています。


テーマ「笑顔」

当たり前だと思っていることは、いとも簡単に変わってしまう。ありふれた日常の幸せに気がついた時、改めて原点を振り返ると私たちの日常を輝かせていたのは人びとの笑顔であった。

私たちが笑顔でいることで人びとを笑顔にする。

名古屋学生チーム『鯱』があなたの光となるように。

どんな時も輝く未来が訪れることを信じ、笑顔で突き進もう!

踏み出す今、この瞬間に光あれ!


モチーフ「金鯱」

名古屋城に輝く金鯱は、古くから名古屋の人びとの誇りであり、心の拠り所である。

金鯱は名古屋の街と人びとを見守り、その発展を見届けてきた。金鯱とともに復興してきた名古屋の街と、笑顔を絶やさず踊り続ける名古屋学生チーム『鯱』が進んでいく未来を重ね合わせて表現しています。

 

鯱鉾は、宮殿や楼門、城郭などの屋根の両端に取り付けられます。

鋭いトゲのある皮やひれを持ち、老いると鮫魚になるという想像上の魚形海獣をかたどっています。

雌雄一対をなしていて、海に住むことから防火の効果があるとされ、反り返った姿に作られています。寺院や城郭では本堂や天守閣などの重要な建物に日除けの守り神として取り付けられています。

 

「宮の浜には魚が寄らぬ、金の鯱鉾陽に光る」

名古屋城の鯱鉾は東海道どこからでも見えるほどの大きさであり、名古屋の威厳を表し、人びとの自信でもありました。

空襲により名古屋の大半が焦土と化します。金鯱も例外ではありません。

しかし、実測図が残っていたこと、優秀な職人の技、そして金鯱をもう一度名古屋城の天守閣に掲げたいという強い想いにより、変わらぬ姿で金鯱は輝いています。