歌詞

名古屋囃でよっさよさ

踊れや 踊れ

 

金鯱が名古屋城に掲げられて街と人びとが盛り上がりをみせる「名古屋囃子」というパートで登場します。

この歌詞は全員で歌うことで、活気ある様子を表現しています。

 

 

踊り心弾ませ咲う(わらう)

歓呼の渦 高まる空に

季節重ねる 我らの尾張

 

「咲う(わらう)」という言葉には、喜びの気持ちから表情を崩す、またそうした気持ちで声を立てるという意味があります。

名古屋囃子パート同様、お祭りがあることが日常であり、喜びの声が空に届くほど盛り上がっている状況を表現しています。

そして、「季節重ねる」というフレーズで時代が移り変わっていく様子を表しています。

 

 

さあ この地に広がる金模様

胸を張り駆け抜けてゆけ

 

ここは「予兆」パートです。

空襲の予兆があり、不安に襲われそうになるが「自分たちの住む尾張は金鯱が見守っているからきっと大丈夫」という

人びとの自信を表現しています。

「金模様」には金鯱の力、尾張の強さや威厳を表しています。

そんな街であるから恐れず進んでいこうという想いを込めています。

 

 

鯱紡げ 

 

「鯱紡げ」は合唱パートです。

「紡ぐ」とは本来、「繊維によりをかけて糸を作る」という意味ですが、そこから転じて現代では、「言葉を紡ぐ」「歴史を紡ぐ」「未来を紡ぐ」のような比喩表現で多く用いられる言葉です。

この紡ぐという言葉とチーム名である名古屋学生チーム『鯱』を掛け合わせた『鯱紡ぐ』という言葉を考えました。

 

この言葉には、これまで先輩方が繋げてきてくださった名古屋学生チーム『鯱』を繋いでいきたい、そしてこれから先も繋いでいってほしいという願いや思いを込めました。

名古屋学生チーム『鯱」というチームがあるのは、今も、過去も、そしてきっと未来も同じであると思います。

様々な学校に通っている学生が名古屋学生チーム『鯱』で出会い、仲間へと変わっていく、そして一人ひとりの豊かな個性が互いに影響し合い、チーム全体を前へと進める力になったことで思いが紡がれ、そして今の鯱へと繋がっています。

そして、紡がれてきた思いを今しっかりと受け継ぎ、これから先も進化し続ける名古屋学生チーム『鯱』を紡いでほしいという思いを表現しています。

また、「紡ぐ」という言葉には他にも「言葉や目に見えない貴重な何かをつなげて、一つにまとめる」という意味があります。鯱っ子一人ひとりの心は、目に見えない何かで繋がっていて、それがただ繋がるだけでなく、いつどんな時であってもひとつになっているという思いも、この「鯱紡ぐ」という言葉に込めました。

 

 

ともに踊ろう

 

名古屋学生チーム『鯱』のことをいつも応援して下さる人もいれば、初めて鯱の演舞を見てくださる人たちもいます。

どんな方にでも元気を届けることができるチームでありたい。

だからこそ、見てくださる、応援してくださる方々までをも巻き込み、一緒に踊って、楽しい時間を共有したい!という思いを「共に踊ろう」という言葉に込めました。

 

 

声合わせ 名古屋に響け

 

「声合わせ」は、言葉の通りみんなで声を合わせること。

私たち鯱っ子が歌う合唱、演舞中の掛け声、MCが伝える情景、想いを歌に乗せて伝える歌い手。

みんなの声をひとつにすることで、私たちの笑顔、元気やパワー、そして鯱っ子一人ひとりの想いがより一層強くなると思います。

そして、その大きくなった私たちの想いが、この合唱パートを通して、私たちのチーム名にもなっている「名古屋」というこの場所に響き渡ってほしい。

一人でも多くの人の背中を押すきっかけになりたい。だからこそ、私たちの思いが詰まった声を名古屋に響かせたい。

そんな思いを込めました。